憧れの座り心地 幻のル・コルビジェデザイン ソファ LC2 Cセットの詳細です。

100年も前に、モダニズム建築の三大巨匠の一人である、フランス人のル・コルビュジエが、シャルロット・ペリアン、ピエール・ジャンヌレと共作でデザインした、ソファとテーブルのセットです。何の変哲もない、ただ四角いだけのソファとテーブルだと思うかもしれません。しかしそれが、モダニズムの神髄で、現代的な生活様式の原点です。ロマネスク様式等と比べると、面白くはありません。ミッド・センチュリー・モダンのデザインの家具と比べても、装飾性に欠けると見えるかもしれません。実際、前世紀の後半にはモダニズムを否定する「ポストモダン」の思想が、建築界にも哲学界にも流行したのですから。

しかし、モダニズムのデザインは、ただ直線や直角を組み合わせただけのものではありません。目に見えないような繊細な部分で、調和や動きを表現しているのです。コルビュジエのデザインの意匠権はもう消滅していますので、安価なコピー品も出回っています。それらは、「何でもない、普通の家具」に過ぎないことがわかるでしょう。モダニズムのデザインは、工業的に安価に量産できるものではないのです。最新の技術を駆使して精巧に仕上げられたこの商品なら、モダニズムの神髄を実感できるでしょう。